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地域づくりと体験学習
地域づくりに関するサイト

国土交通省 国土交通省UJIターン支援サイト(http://www.ujiturn.net/)

地域における体験学習の実施について
(03/02/28「第9回 全国UJIターン・定住シンポジウム」でパネラーとしてお話した内容が含まれています)

「地域」について

 ここでいう「地域」とは、体験学習プログラムを受け入れる広域的なネットワーク

を想定しています。

 単一の事業所や施設ではなく、ある特定の地域の受入機関(実施機関)を面として捉えたものであり、「プログラム」として体験学習を実施するための必要条件として捉えています。

 
「受け皿」づくり

 「地域における受入体制=受け皿」と考えるとはじめに受け皿づくりについて検討する必要がある。

 まず地域の行政関係者や事業者など有志を募って何らかの集まり・会合をするところから始まる。すべてはそこで決定・修正されながら、地域において同じ志を持つ人々が集い「思い」をぶつけて形を作っていく。

 後の「素材の開拓」で詳しく述べるが、ここでいわゆる「UJIターン者」が力を発揮すると個人的には考えている。大きな自動車メーカーが優れた経験と内部とは異なる視点を持った経営者によって変わったように、「よそ者」がきっかけとなる大きな局面だと考えられる。
 
 具体的に必要なのは以下の3つ、

 ・安全対策 (詳細は体験学習安全管理チェックリストをご参照下さい)
 ・一本化された受付窓口
 ・プロのガイドまたはコーディネーター

 現時点でもすでに各地で事例が存在している。「〜誘致協議会」「〜実行委員会」などの名称で積極的に活動されている任意団体やNPO法人が数多く存在する。「レッツ体験学習!」にもそれぞれの都道府県や自治体もしくは広域連携したネットワークが登録されているので 参考にして欲しい。

 
「素材」の開拓

 ほとんどの人々(子どもは除く)は見慣れたものを目にしても感動しない。長い間地域で暮らしていると「あたりまえ」が多くなって身近な「素晴らしいもの」を見逃してしまう。

 しかし、旅人や移住者または一度外の世界を知った人間は土地の良さを感じることができる。あたりまえの景色や風習、習慣がたまらなくいとおしく大切に思えるのである。そしてその素晴らしいもの(=素材) についてより深く知り、体験したいと考える。その体験がきっかけで地域に惚れ込み、足しげく通ったり移住してしまうことだって起こり得る。素材はいたるところに転がっている!

 素材を見つける視点は以下の4つ、

 1、地域の視点 実施する人の「思い」や裏づけとなる経験を持って
 2、外部の視点 消費者や事業者(旅行代理店)のニーズを素材開拓のきっかけとする
 3、移住者の視点 純粋な感覚と着眼点が魅力を掘り起こす

 そして 4、地域のファンの視点 

 以上の視点を持って取り組むことで地域の受け皿における「素材の開拓」は進んでいくと考えられる。この時点で、地域の子ども達や地域イベントの参加者への体験もしくは体験学習の素材としての提供はできると思われる。

 ※ここで大切なことは実施する人々の「思い」や開拓過程での地域の「再発見・再認識」である。


「プログラム」化

 地域の魅力が何かを知り、実施する体制が整えばあとはそれを「プログラム」化することでより多くの人々に体験を通して「何か」を感じてもらうことができるようになる。

 しかし、その前に忘れずに確認して欲しいのは「自分達がどこに向かっているか」である。「深いもの」を少人数へ提供するのか、「入り口」を大人数に提供するのか?「何のためにやっているか」を明確にしないと間違った方向へ行ってしまうことだってあるだろう。

 個人旅行者?、移住希望者?、バスツアーで訪れる観光客?、修学旅行生?、地域の子ども達?。「受け皿」となる人々が同じ方向へ向かって連携をしないと「定期的な継続した受入」は難しいと考えられる。

 ※「プログラム化に必要なもの」については、下記ページの●体験学習には何が必要?をご参照下さい。
  レッツ体験学習!体験学習について http://santa-p.jp/taikengaku.html

 ※「素材」をプログラム化して「販売」するために検討が必要な項目については、下記ページをご参照下さい。
  レッツ体験学習!情報発信について(事業者向け)http://santa-p.jp/jouhou.html



人づくり(人材育成や定住促進)

 体験学習で育てるべきは地域に住む子ども達である。と考えられる。
 その子ども達が何代も地域に暮らしている世帯か、移住をしてきた世帯に属するかは問題ではない。

 体験学習の担い手としての地域産業を確立することができれば彼らが地域のプロモーターとなる。立ち上がりの時期はもちろん以下に示す「力」が必要になる。

 ・外部の専門家の力 フレームづくりや外部の目、導き役として参加
 ・移住者の力     エネルギー源、計画の実行者、都市と地域の橋渡し役として参加
 ・都市の学生の力  期間限定の労働力や内容のブラッシュアップ役として参加
 ・事業者の力     地域の取りまとめ役として参加
 ・地域住民の力   受入や交流の主体としての参加、「思い」や「経験」を伝える役目。

 見てわかるとおり後に行くほどなくてはならない「力」であるが、同時に動きにくい「力」でもある。

 体験学習プログラムのしくみを確立し、地域の若い世代が担い手となることで上記の問題は解決され、事業がスムーズになると考えられないだろうか? (そして「本物を体験できる事業」がスムーズに実施できるようになれば人々はさらにそこに集まってくる)

 また、ここでは有償で行うプログラムとして捉えているので、「プロ」が関わる必要性があると考えられる。その要件として、

 ・安全管理についての知識や技能
 ・ホスピタリティー
 ・地域や案内の対象についての知識や技能

 を持ったガイドやコーディネーターの介在が必須となる。

 ※以上の「しくみづくり」を進めていく上で国や自治体などの行政の「支援」があれば心強いことは言うまでもない。


課題

 体験学習を地域(=受け皿)づくりとして進めるにあたっての課題として下記に挙げるものが考えられる。

 ・「交流のプログラム化」
 ・「受入側と参加者の温度差」
 ・「経済的な自立」

 以上は、地域づくりの課題としてだけではなく体験学習全般における課題ともとれるので別の機会に考えたい。


体験学習と地域づくり

 地域づくりの第一歩を「地域について知ること」と考えたとき、地域が「体験学習の担い手」になることには大きな意義がある。人に何かを伝えるには自分が自分なりに感じ、思いを持っている必要があるのだから。

 
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